今回は、京成八千代台駅の西側にあるヨークマート八千代台店から、千葉の食を探していきたいと思います。

ヨークマートは京成八千代駅より2駅後の「勝田台」駅において1号店を出し、その後八千代方面に展開しています。しかし、八千代緑が丘店(東葉高速鉄道の八千代緑が丘駅北口)は2月に閉店しています(1997年から店舗だったようです)。

こちらのヨークマートは2010年9月にオープンし、オープン当初のでは

「【鮮魚】売場では、千葉県内の銚子漁港で当日朝に水揚げされた鮮度あふれる旬の魚 を品揃えするとともに、短時間で調理できる簡便商品の品揃えを充実… 豆腐を作り続けて 100 余年の安原豆腐店「ごま豆腐」、八千代市に工場が立地す る「コーシン牛乳」や、千葉県内の銘酒「八千代桜」、等、地元の銘品をご提供」(http://www.yorkmart.com/ul-files/2015/12/100922-yachiyo.pdfより)

とあり、地元の商品をしっかりと品ぞろえする目標も立てています。

ではまず、こちらに挙げられている「八千代桜」と「コーシン牛乳」について紹介します。

■銘酒「八千代桜」■

「鍋店」という酒造が作っている銘酒になります。

「鍋店」は、鍋の製造権を持った「鍋座」と老舗の意味の「店(たな)」が合わさった言葉です。もともとは江戸時代鍋の製造をしていました。

1689年、5代将軍綱吉の時代、当時の佐倉藩より1,050石の酒造株を与えられ成田山新勝寺門前で酒造りを始める。創業当時の銘柄は『蓬莱山』

1775年、政治が安定し、庶民も多少娯楽を味わう余裕が出て来た当時、成田山では江戸へ出て行きいわゆる「出開帳」を催し、また、市川団十郎が歴代に亘り成田不動に関わる歌舞伎を披露したことなどが影響し、成田山新勝寺への参拝客が飛躍的に伸びました。この時代に念願の1,000石蔵となりました。

現在は田園の広がる香取郡神崎町に 酒蔵を移し「仁勇・不動」を醸造しています。酒造りは、昔から新潟杜氏や南部杜氏に代表される杜氏さん達にお願いしてきましたが、『自分たちの力で個性のある酒』を造りたくて、1997年より全て自社スタッフによる酒造りを開始しました。

※ http://www.nabedana.co.jp/index.html 参照

■コーシン牛乳■

コーシン牛乳はかつて千葉~東京への牛乳を供給する「ミルクロード」で栄え、現在は八千代市大和田に工場を持つ、千葉の大きい牛乳メーカーです。

z「千葉県産地限定酪農牛乳」で生産者から工場、そしてお客様のお手元まで「近いから速い。速いからおいしい。」がコンセプト。当社千葉工場の地の利を活かし千葉県内の酪農家の生乳のみを使用した「産地限定牛乳」です。

また「さらっと北総低脂肪」(乳脂肪を 普通牛乳と比較し77%カットした、脂肪分0.9%に抑えた低脂肪です)や「牧のはら」(千葉県産の生乳を中心に使用し、牧場のさわやかな風味をそのままにお届けします。生乳の風味を極力損わせず、すっきりとした味わいにおいしさが拡がる繊細なバランスを創りだした逸品です。)も置いてありました。

※http://www.koshinmilk.co.jp/index.html参照

■大こくや■

和菓子コーナーには、「大こくや」と「米屋」がコーナー化されて特集されています。

「大こくや」は京成八千代台駅東口に本店を置く和菓子屋です。現在京成八千代駅東口にはユアエルムが出来て久しいですが、それより前に「十字屋ポポ」という百貨店があり、その近くに甘味が食べられるお店としてあったとのこと(食べログの口コミから)なので、八千代市にある和菓子の老舗です。

z2008年くらいからどら焼きを挑戦し始めている「どら焼き」。おそさく手作りで、不揃い感と膨らみが温かみのあるどら焼きです。大こくやの商品はあまりヨークマートのこの店以外見ないので、すべて手作りでパックして納品しているのでは。

ここまでが、ヨークマートで八千代市に因む商品となっています。

後、冒頭で述べた「安原豆腐」は京成八千代緑が丘駅の北側にある豆腐屋さんです。

ここからは、千葉に因む商品の紹介です。

■米屋■

成田市にある和菓子店です。和菓子コーナーで特集されていたのと、銘菓コーナーでは定番「ピーナッツもなか」が売っていました。

もともと成田不動尊と縁の深い諸岡家の9代目である諸岡長蔵が、1897年に錦糸町~成田間に総武線が開通し参拝客が増え宿泊施設やお土産屋が成田に増えた流れで1899年に創業し、農家のかたわら米穀・雑貨を商ってきた諸岡家の家業から始めていたが、お土産物として羊羹を作り始めました。1904年の日露戦争に参加し1905年に終戦した後、成田の不正販売競争や上げ底の土産物から客が離れ、品質で物を選ぶ時代が始まろうとしていたことを読み取り、工場を作り注目を浴びていきます。1938年には羊羹全国一位の売上を記録した老舗のようです。

z最中も有名ですが、饅頭も有名です。ピーナッツの甘煮が入っています。

zちなみにこちらはセブンイレブンで買った商品ですが、「米屋」が流通チャンネルで提供するブランド「和楽の里」です。なごみの米屋はこだりで、「和楽の里」は廉価の和菓子を提供みたいな感じでしょうか。しかし味は卵と牛乳の味わい深く上質でした。

本店には羊羹資料館があるらしく、是非観に行きたいです。

■お煎餅屋 山形屋■

こちらも成田にある老舗のお煎餅屋さんです。

創業が60年だそうです(1960年頃でしょうか)。名物に「義民焼かりんと饅頭」があり、早々と売り切れてしまうようです。

zお煎餅屋なのでお煎餅の名物が多くあるのでしょう。

■(株) マルハチ■

千葉市の緑区誉田町にある「千葉県内の自家茶園でお茶の生産・製造・販売および、千葉名産の落花生の製造・販売」をする会社で1953年創業です。

若葉区野呂町、緑区下大和田・誉田町、長生群長柄にお茶畑があるようです。

z毎年夏ごろから収穫される早生(わせ)型、 さやが白く・大粒で食味の良い、ゆで落花生に適した品種「郷の香種落花生」の新豆を、殻付きのままレトルト調理した商品です。落花生より枝前に近い感じです。

他にもヨークマートでは落花生コーナーを作り、地元感を出しています。

また成田市のブランドのさつま芋「大栄愛娘」も売っていました!!

「大栄愛娘」とは成田市の「甘藷育成研究会」が特に味が美味で優れているとみなした品種で色は乳白色のクリーム色が特徴。きめ細かで口当たりがなめらかで上品な甘さのある芋です。更に「大栄愛娘」の畑から偶然見つかった「紅娘」(赤みががかった黄金色で甘みのある卵黄のような口当たりのようです。

※ https://new-topics.xyz/2017/11/17/narita-kisekinosatumaimo-gohanjapan-benimusume-11-18/ 参照

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